保育園理事長退任

公務が増えたため、9年間務めたあゆみ保育園の理事長を退任しました。

3人の子供たちがお世話になったご縁から、私で何かお役に立てるならという思いでお引き受けしました。

在任中、これといって何かを成し遂げるなどということはできませんでしたが、保育園として初めて理事会という形になった当初から、何もわからず手探りでやってきたというのが正直なところです。

理事の方々、園の方々のご協力のもと、保護者ではなく、子どもたちを預かる立場になって、貴重な体験をさせていただきました。

9月28日、理事の有志による歓送迎会を開いていただきました。

頂いた花束を医院の窓口に飾らせていただきました。

 

最強のアシスタント

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私は35歳の時、いわゆる老眼(専門の方は「老視」というそうです)と診断されました。

30歳代で病名に「老」の字がついたという事実は、当時かなりショックでしたが、仕事熱心ゆえの職業病だと慰めて、無理矢理納得していました。

実は私のコンタクトレンズ歴は長く、20歳から50歳までで、しかもその間、一度も紛失したことがないというのが自慢でした(もちろん度を変えたことはありますよ)。

その後はメガネにしましたが、現在まで3種類、家の中用、運転用、そして診療用をTPOで使い分けています。

そして普段の診療中はメガネにさらに2倍の拡大スコープを取りつけて使っています。

その他必要に応じて、単体で2.5倍、3倍、そして5.5倍の拡大スコープを使っています。

しかし、作業によってそれらをいちいちかけ替えるのは実に面倒です。

さらに、LEDで軽いとはいえライトを装着すると、鼻にかかる重さは相当なものになります。

今年4月、たまたまあるデンタルショー(歯科用品の展示会)で倍率が3段階に切り替えられる拡大スコープ(写真)を見つけ、一目惚れしてしまいました。これはスルーザレンズといって、拡大レンズ自体が防塵レンズを貫通しているため、重心が顔面に近づき、すなわち鼻にかかる重さが軽減するのです。しかし当然瞳孔間距離を測定してのオーダーメイドのため、時間がかかり価格が跳ね上がります(ちなみに防塵レンズにも度が入っているため、40万円以上になります)。でも、見たいものが見られる—背に腹は代えられません。

一度目は瞳孔間距離が合わず、再製に出して先日やっと手元に届きました。今度はピッタリです。嬉しくてたまりません。現在、慣らしで使っていますが、診療がまた楽しくなりそうです。

 

六本木ヒルズ

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1月28日、(株)プラネットの依頼で、六本木ヒルズにあるアップルジャパンの研修室でプレゼンテーションを行ってきました。

なかなか入れないところですよね。

気分はすっかりお上りさんで、早速例の有名なオブジェをワンショット。

ところでプレゼンの内容は?

ごく簡単にいうと、「ソフトを活用した歯科診療におけるデータ管理とコミュニケーションの構築」といったところでしょうか。

持ち時間2時間でしたが、さすがに普段喋り慣れていない私の声は、プレゼン終了時には森進一状態でした(!?)。

何かひとつでも皆さんのお役に立てる内容をご紹介できたらなあ、との思いでお話ししましたが、皆さん熱心に聞いていただき、最後には質問もたくさん頂き、とにかく感謝です。

ところで、アップルジャパンの各部屋は完全にシースルーになっていて、廊下から内部がすべて見えてしまいます。 普段診療室という閉鎖環境にいる人間にはとても新鮮な光景です。

また、各部屋には名前がローマ字で書かれていて、それがほとんど江戸から明治時代の著名人の名前です。

3枚目の写真がそれですが、この部屋は「Basho」です。

そのほか、「Saigou-San」「Kido Takayoshi」といったものもありました。

外国人には、そのほうが部屋の名前が記憶しやすいからだとか。

もっと写真は撮ったのですが、間違って「—権違反」なると大変なので、これ以上のアップは残念ながらさし控えたいと思います。

とにかくApple Japanはamazing worldでした。

あれ?気づかぬうちに英語ずれしてました(笑)。

 

歯ブラシ エコ編

IMG_3887_edited-1「たかが歯ブラシ、されど歯ブラシ」

これまで、このテーマについては続編まで出して述べてきました。

今回は、ちょっと別の方向から歯ブラシを見直してみましょう。

といっても、歯ブラシ本来の目的は、歯や歯の周辺に残った細菌や汚れを取り除くことです。使い込んで毛先が曲がってしまった歯ブラシは、当然この歯ブラシ本来の使命を全うすることはもはやできなくなります。

「歯ブラシ エコ編」とは、こうなった歯ブラシをさらに使おうというものではありません。役目を終えた歯ブラシに第二の「歯ブラシ人生」を送ってもらおうということです。

第二の「歯ブラシ人生」は、バスルームのタイルの目地の掃除器具としての再利用です。

そのままでも使うことはできますが、植毛部のすぐ下のネックの部分を毛先と反対側に曲げると、掃除の際タイル面に指がぶつからず、かつブラシに力が入りやすくなります。

ネック部をバーナーで熱し、軽く指で力を加えると簡単に曲がります。熱を加え過ぎると溶けたり焦げたりしますから、「少し加熱しては曲げる」を繰り返したほうがうまくいくようです。

最近の歯ブラシの毛は、ナイロンやポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、さらにナイロンを芯としてPBTでコーティングしたもの(毛先が極細のブラシはこのタイプ)が主流です。

ホームセンターでタイル目地用のブラシが販売されていますが、歯ブラシを加工したもののほうが清掃効率、耐久性ともずっと優っているというのが私の感想です。特にPBT製のものは耐久性抜群です。まさしく歯ブラシの性能に脱帽です。

皆さんの歯ブラシの第一の人生はどのくらいでしょうか。

私は朝晩は自宅の歯ブラシ、昼は診療所の歯ブラシを使用していますが、自宅の歯ブラシの使用期間はだいたい3週間です。

毛先の開いてきた歯ブラシはコシがなくなるとともに、ねらった部分や方向に毛先が当たりにくくなり、清掃効果は極端に低下します。

毛先がちょっと開いてきたなと思ったら、その歯ブラシには第二の人生を送ってもらい、新しいものに交換しましょう。

タイル目地の掃除に新品の歯ブラシを使ってはどうか?

もちろんそのほうが清掃効果は高いでしょうが、それはあまりにももったいないですね。

医療研究フォーラム2015

医療研究フォーラム 清水先生発表(全体像) (1)

10月11日、保険医団体連合会(保団連)主催の医療研究フォーラムで、久しぶりに発表してきました。

前日の記念講演では、俳優の宝田明さんが、「戦後70年一人間として言うべきこと」と題し、自らの体験を通じ反戦への思いを語ってくださったのですが、残念ながら聴講できませんでした。サイン会での宝田さんをちらっとお見受けしましたが、やはりカッコよかったですね。

一方で宝田さんは、ちょっと前のNHKでのやり取りを鑑みるに、俳優人生を棒に振ってでもこれだけは社会に訴えなければならないという、一種使命感で今回講演を承諾したのではないかと思います。立派です。

さて私の話に戻りますが、以前は毎年この会での発表を心がけてきましたが、後進への機会提供という思いもあり、ここ数年ご無沙汰していました。

しかし、日常診療の中で何か発表しようという意識でいることは、マンネリ化対策として大事だと思います。

私は、第3分科会「歯科診療の研究と工夫」で、皆さん学術的かつシリアスな発表の多い中、「還暦を迎え、とりあえずあと10年充実した診療を続けるために」という、ちょっと文学的(?)な緊張感を和らげる(緊張感を欠いた)発表を行ってきました。

学会というと、ミクロ的な、現代風にいうとオタク的な発表が多いのですが、私はこのフォーラムのような雑多な発表のある人間的な研究会が好きです。

科学は現実に向き合ってのみ、価値があると思うからです。

おかげで質問もたくさん頂き、結果的にとても気持ちよく発表できました。

また、たくさんの方々の有意義な発表も聞けて、実り多い時間を過ごせました。

(写真は私の発表風景です)