妙義山秋景 

上毛三山のひとつ、妙義山。

この荒々しい姿に憧れます。

特に、左側の金洞山の、右側から風に吹かれたような形が稀なる自然の造形の美を感じます。

11月20日、今回初めてその感動を感じられる絶景ポイントを見つけました。 いかがでしょうか。

土地の方なら、「ああ、あそこ」となるのでしょうが、個人的にはこの撮影ポイントを見つけてだけで、この日の目的は達成できました。充実感を満喫しました。

次回は、雪を被った姿を撮影したいと思います。

ただ、ナビにこの地点を登録し忘れたことが何とも残念で、果たして次回、このポイントに辿り着けるでしょうか。

メボソムシクイ

猛暑の続いた今年の夏も終わり、朝晩はだいぶ涼しく秋らしくなってきました。

先週はギンモクセイのやさしい香りが、そして今週からはキンモクセイの強い香りが運ばれてきました。

過ごしやすい季節はあっという間に過ぎ去ってしまうのでしょうか。

さて、診療室の2階のバルコニーに小鳥が死んでいると、スタッフが教えてくれました。

メボソムシクイでした。メジロほどの小さく綺麗な小鳥です。

以前にも、カオジロガビチョウが死んでいたことがありましたが、今回も外見上これといった傷はありませんでした。

おそらく、窓ガラスに気づかず衝突して命を落としたのでしょう。

今朝、土に埋めてやりました。  合掌

妙義山暁光

冬の妙義山を撮りたくて、先週診療後、山の近くのホテルに泊まりました。

予報では晴天のはずでしたが、6時過ぎ、急に荒れ出し、風雨が強くなってきました。

ついてないなと半分諦めかけたところ、なんとスポットライトのような暁光が射してきました。

朝食中でしたが、慌ててホテルの玄関に飛び出しました。

何かに掴まらないと立っていられないような強風で雨も横殴りでしたが、この瞬間を逃すまいと必死でシャッターを切りました。

神々しさが伝われば良いのですが。

その後、風雨は収まり、日常的な風景になりました。

赤城山中秋

10月31日、用事を済ませ、午後から久しぶりに赤城山の覚満淵に行ってきました。

登る途中は紅葉真っ盛り、上に着くとすっかり晩秋の風情でした。

寒いかなと防寒の支度をしていったのですが、思いの外暖かく、気温だけは中秋の赤城山でした。

クリスマスローズ満開

今期の冬は暖冬だとか。

でも3月も半ばになろうとする今、三寒四温などではなく、体感的には五寒二温といったところ。

それでも、今週末から春めくようですが。

庭のクリスマスローズが今、満開です。

かなり人工的に殖やしたように見えますが、一部を除きほとんどがこぼれ種で増えたもの。

クリスマスとはいうものの、この辺りでは大体2月末から3月が見頃です。

花がまだ少ない今、この花の存在は貴重です。

冬のツクツクホウシ

 つい先日は夏日という、2月としては記録的な暖かさでした。

 一転して今日は予想最高気温4℃とその差21℃、季節が2、3ヶ月逆戻りしてしまいました。

 寒い朝でしたがまだ雨が降っていなかったので7時前に庭に出てみたら、冷え切った空気の中、なんとセミのツクツクホウシが鳴いているではありませんか。

 まさか、と思いながら聞いていると、今度はウグイスの鳴き声が聞こえました。ウグイスはまだ季節的には早く、特にこんな寒い日に出てくることは滅多にありません。

 声のきこえる方をじっとみてみると、電線に一羽のモズが。

 鳴くたびに小さく尾羽が動きます。つまり、声の主はモズだったのです。

 モズは獲ったカエルなどを柑橘類やバラなどの棘に刺しておく「早贄=はやにえ」が有名ですが、他の鳥などのモノマネもするんですね。嬉しい発見でした。

 それにしても、夏のツクツクホウシの鳴き声を半年過ぎた今でも記憶しているとは驚きです。

 そういえば、モズは漢字では「百舌」あるいは「百舌鳥」と書きますが、このものまねの習性に因んでいることに、あらためて合点がいきました。

ポポー-その後

さて、春先にポポーの花が咲いたご報告をしました。

その後、チョコレート色の花は次々に落ち、ポポーの実を食するのも儚い夢かと諦めていました。

で、たまたまポポーの木の「異変」に気づいた家内が「実がなってる!!」と興奮して言ったので、早速現場に駆けつけてみると、見事、正真正銘のポポーの実がなっていました。

あとで味見をしようと思いますが、この調子でいけば、来年は「–個」と、今から捕らぬ狸の皮算用をしています。

若葉とポポー

ゴールデンウィークの真っ只中。

 今年の春は比較的、というか記録的に気温が高く、4月中に真夏日がありました。そのせいか、季節の移り変わりも早いように感じます。

 いずれにしても、この時期は木々の葉も淡い影を落とし清々しい気分になれます。

 一枚は玄関の上に葉を伸ばすハナミズキとヤマボウシです。青空のもと、命の芽吹きを感じます。

 もう一枚はポポーの花です。

 数年前にご近所さんからいただいたポポーの株が、今年初めてチョコレート色の花をつけました。

 バンレイシ科の植物で、英語ではpawpawのスペルなので、ポーポーが正しいのかもしれません。アケビのような実をつけ、独特の甘い香りで、今度は結実を期待してしまいます。

冬の月

 二月も下旬になると、寒いながらも真冬に比べ日長を感じられるようになりました。 

 診療後、ふるえるような寒さの中ふと西の空を見ると、なんとも言えない素敵な光景が目に入りました。

 すっきりとした上弦の月ももちろんですが、近くに瞬きをしない、つまり惑星と思しき星が2つ、音楽で言うとピアノとバイオリン、そしてチェロのトリオといった風情でしょうか、まさに絵になるような、いえ絵になっていました。

 あとで調べてみたら、月のすぐ右上が金星、そしてずうっと上にあるのが木星とのことでした。

 この構図のリズム感、どこかで見たおぼえがあり、記憶を辿ったところ、宮本武蔵の「枯木鳴鵙図」にたどりつきました。皆さんのご感想、いかがでしょう。

新年の訪問者

2023年 明けましておめでとうございます。

太平洋側は比較的穏やかな年明けとなりました。

前橋は「赤城おろし」と呼ばれる冬の空っ風で有名ですが、風のない日は庭では小鳥たちのさえずりが賑やかです。

「カッカッ」という何かを叩くような鳴き声は「ヒタキ」の仲間のジョウビタキ(写真上)、「チッチッ」という軽やかな泣き声はメジロ(写真下)。

前者は単独行動、後者は集団行動が多いようです。

その他、前回ご紹介した、カオジロガビチョウやムクドリ、ヒヨドリ、モズもよく訪れます。