母が育てていた植物が、春の陽を浴びてすくすく育っています。
左は玄関先のフリージア、右は庭先のアヤメ(ジャーマンアイリス?)。
アヤメのほうは葉が出たところですが、柔らかな光を通した葉をみると、清々しさを感じます。
昨日は季節外れの寒波が到来し、東北地方では記録的な春の積雪になったようです。
研修で上京しましたが、コートが必要な寒さでした。
カテゴリー: ガーデニング
椿山荘
期間限定の格安のチケットが手に入ったので、10/24 夫婦で東京の椿山荘に一泊してきました。
通常の宿泊料では、「ちょっと一泊」というわけにはなかなかいきません(笑)。
さて、一流のホテルだけあって、スタッフの対応はやはりさすがでした。
部屋は9階だったので、話題のスカイツリーも左遠方によく見えました。
翌朝、名物の庭園を散策してみました。
もともとは明治時代の政治家、山縣有朋の屋敷だったそうです。都内とは思えない静かさでした。 なんでも今でもタヌキが棲んでるとか。
そして、その土地が風光明媚だったため、椿山(つばきやま)と名づけたのがホテルの名前の由来だそうです。小高い山を中心に、ツバキとカエデが目立って多かったように思います。
「南に早稲田田圃、西に富士山が見え—」とありますから、高台だったことと周囲に眺めを遮るようなものはなかったということで、今では全くの想像の世界です。
偶然の出会い
8月も半ばを過ぎましたが、日中はまだまだ猛暑の連続です。
ただ、朝5時頃はかなり涼しくなり、夏のゴールを予感させます。
さて今回は、自宅のベランダの植物のうち、ちょっと変わった経緯で出会ったものをご紹介します。
一番左は柿の苗だと思います。
自宅の庭に私が生まれる前から大きな柿の木があります。
高さは10mくらいでしょうか、ですから半分から上の実は採ることができませんから、ムクドリをはじめとする小鳥たちの餌となります。それが運ばれたものでしょう。実がなるのは8年くらい先のことでしょうか。
真ん中の写真は、多分ザクロだと思います。
やはり庭にあるザクロの実が、小鳥たちに運ばれたのでしょう。
一番右は、グレープフルーツです。
そう断定する根拠は、枝に柑橘系特有の大きなトゲがあること、葉をこすってみるとまぎれもなくグレープフルーツの香りがすることによります。
これは鳥が運んだわけではなく、生ゴミ処理機に入れたグレープフルーツの実から芽が出たのです。
実は、私はベランダの植物の堆肥として、生ゴミ処理したものを用土と混ぜて使っているんです。
これは3年目で、やはり実がなったとしてもまだ数年先のようです。
買ったものではなく、偶然何かの縁で芽が出たものには、また格別な愛着がわきます。
この植物たちはすこぶる元気で、この厳しい夏も無事乗り切ってくれるでしょう.
ダブル•デライト etc.
先週、コンフィダンス開花のお知らせをしましたが、いよいよ他のバラの開花も本格的になりました。
左の二つは同じ株の花ですが、全く別物のような表情をしています。
また同じ花でも、咲き始めと満開、および散り際で色合いが全く変わります。
また、フルーツ系の強い芳香もこの花の魅力です。
花の名は、以前にもご紹介した、ダブル•デライト(Double Delight)です。
「二つの楽しみ」といった意味でしょうか、「一粒で二度おいしい」=グリコのキャッチフレーズを思い出します。
さて、この「二つ」が色の変化を指しているのか、あるいは色と香りのことなのか、いまだに謎ですが、いずれにしても楽しめるバラであることに間違いありません。
もうひとつの写真は、赤いバラ(名前は不明)とヤマボウシの赤と白のコラボです。
コンフィダンス(confidence)
冬から春にかけての記録的な低温で桜の開花も平年より1週間遅れました。
例年では5月の連休に、有名な前橋のバラ園のバラが咲き誇るのですが、やはり今年は遅いようです.
我が家のバラの開花も今年ばかりは遅れ気味で、やっと早咲きのものが開花しだしました.
写真はコンフィダンス(confidence:HT系)、フランス語読みですが英語では「コンフィデンス」で、自信とか、信頼といった意味です.
実はこのバラ、バラに取り憑かれるきっかけになった代物です.
20年前に購入した株は数年前、テッポウ虫に見事にやられました.
でも、黄色とピンクの優雅なグラデーションを忘れることができず、3年前に再度購入しました.
このバラの魅力を伝えられるような写真がなかなか撮れなかったのですが、今回はそれに近いものが撮れた気がします.
香りも一緒に伝わればうれしいのですが。
遅咲きのミモザ
ゲンカイツツジ
我が家のグリーンカーテン
ラ・マルセイエーズ
5月はいろいろ立て込んでいて、恒例のバラの話題が今ごろになってしまいました。
1、2月に挿し木にしたバラが、成功率10%以上で活着し、いま6本ほど新芽やつぼみをつけています。
上手な方にとっては低い成功率ですが、最近の私にしてみれば飛躍的な上達です。挿し穂の切り方を工夫し、ルートンやネメデールといった発根促進の薬剤も使いました。
苦労しただけに、喜びはひとしおです。
さて、写真のバラはフランスで作られた品種「ラ・マルセイエーズ」、深紅の花弁のしっかりしたいわゆる高芯剣弁咲きで、香りは弱いもののきれいな形が長続きするのが特徴です。
この花の色に、私は曰くを感じます。
花の名前は、あのフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」に由来するものだと考えられます。
もともとマルセイユの軍隊の歌だったようですが、内容はこうです。
『祖国の子どもたちよ、栄光の日がやってきた! 我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか? 子どもや妻たちの首をかっ切るために、 やつらは我々の元へやってきているのだ! 武器をとれ、市民たちよ 自らの軍を組織せよ 前進しよう、前進しよう! 我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!』
どうです、深紅の色が敵の血の色を表しているとは考えられませんか。(写真は5月上旬に撮影)
ミモザ 復活!
3月11日、東日本大震災にみまわれ、私の第二のふるさと、仙台をはじめ、東北地方の沿岸は広域にわたり、人命財産ともに甚大な被害を被りました。
しばらくは何も言葉にできませんでした。
仙台周辺に在住の同級の中には、診療所が被害に遭って診療ができず、ボランティアで被災地に貢献している者もいます。同じ医療人として頭が下がります。
悲しみを乗り越えて、復興への長い道のりが始まったばかりです。
関東も、場所によっては被害も報告されていたり、また計画停電が実施されたりで、決して余裕があるわけではありませんが、東北の耐えがんばっている方々に可能な支援をしていきたいと思います。
さて写真のミモザ、昨年の3月末、季節外れの重い「なごり雪」の着雪で道路側に折れましたが、庭師の方の尽力で枝を戻し、今年は見事に復活開花しました。
東北の人たちに、エールとして送りたいです。