我が家のバラの開花も後半戦を迎えました(1番花についてですが)。
モッコウバラを除いて、早いものの開花は5月前半にピークを迎えますが、種類によってはこれから、というものも少なくありません。
左は、駐車場のフェンスに咲くつるのアイスバーグ(別名シュネーヴィチェン)です。写真の左端にシュラブ系のアイスバーグが咲いているのですが、これに比べてつる系のほうが花は小振りなようです。 でも、修景としては楽しめます。
中央の写真は、イングリッシュローズのクレアローズです。
開花が進むに従い、花弁の数が増えていくような変化をします。
一時期、風で株が割れ枯れそうになりましたが、気づいてみれば10年以上もっています。
右は挿し木にしたモダンタイムズです。絞りが見事でまるで金魚のようです。
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ゴールデン ウィーク
今年のゴールデンウィークは、例年になく五月晴れが続きました。
あまりに空気が乾燥しているので、縮物を育てている身としては、少しは降ってくれても、などという贅沢な悩みを抱いています。
我が家の庭も前回のモッコウバラに続き、ハイブリッド・ティーのダブル・ディライト(もう、このブログではおなじみですね)が大輪の花を咲かせ始めました。
名前の通り、期待に違わず色も香りも楽しませてくれます。
左の写真の手前が花びらが開いた状態で、奥の咲き始めのものに比べると、黄色の部分が多くなっているのがおわかりいただけると思います。またひとつの株の中でも、花によりその表情に個性の違いがはっきりと現れます。
このバラは、もう花びらが散るのではというくらいに開き切っても、なお健気にフルーツのような芳香を放っています。
今年は早くも複数のベイサルシュートを元気よく伸ばしていて、また枝の更新ができそうです。
モッコウバラ満開
春本番
弥勒菩薩
私は中学生の頃から仏像が好きでした。ですから、高校の修学旅行の行き先が京都と奈良(その頃は定番でした)だったので、あまり楽しそうでない同級生が多い中、早く実物を見たくてうずうずしていました。
なにしろ、旅行委員を買って出たくらいです。
特に興味があったのが、広隆寺、中宮寺の弥勒菩薩と薬師寺の聖観(世)音菩薩及び日光菩薩月光菩薩でした。
法隆寺の百済観音ほどとは言いませんが(笑)、どうもすらっとした、いわゆるスタイリッシュな仏像が好きなのかもしれません。
修学旅行ではもちろんこれらは全て見学してきました。
実際に見た末に虜になったのは、中宮寺の弥勒菩薩でした。
力の抜けたごく自然な体位と、なによりもモナリザにも通じる微笑みをたたえた、えも言われぬ表情に魅了されました。 悲しみや悩みを共有して軽くしてくれるような、そんな力を感じました。
偶像崇拝と言われればそれまでですが。
さて今回、母の死と関係があるかは自分でもわかりませんが、たまたま喜多敏勝作の「菩薩半跏像」をネットで見つけ、どうしても欲しくなりました。 中宮寺の弥勒菩薩をモデルにしていることは、仏像好きの方なら一目瞭然です。
1週間悩んだあげく結局購入して、階段の踊り場にあるニッチ(物を飾るための壁の凹み)に飾って、朝な夕なに眺めています。
母の死
今年は、私の人生に刻みつけられるようないろんなことが起こります。
自身の骨折に続き、2月16日に母を亡くしました。
全く前ぶれのない心臓発作による急死でした。
実は、私の父親は私が13歳のときに亡くなりました。享年39歳という若さでした。
その後、母は女手ひとつで私と妹二人を育て上げたわけですから、それなりの苦労はあったろうと思います。
そのことは子どもとして、決して忘れてはいけないと思っています。
亡母の四十九日は今度の日曜 3/24です。
まだ居間にいるときなど、腰を曲げた母がすうっとドアを開けて入ってくるような気がします。
亡くなったという事実を受け止めるまでには、結構時間がかかるのかもしれません。
何かと忙しい現代、なかなか身内を亡くしたことの悲しみに浸っていることはできませんが、逆に仕事に集中せざるをえない状況故に、現実を忘れる時間があることに感謝さえ感じることがあります。
今年は昨年末からの記録的な寒さが続いたかと思えば、3月に入ってからは今度は記録的な暖かさ(昨日などは夏日で診療室では冷房を入れました)が続き、東京では桜がそろそろ見頃を迎えるとの便り。
やっと、季節の移ろいを感じ、花に目がいくような精神状態に戻りました。
毎年変わらず繰り広げられる自然の営みと、その中で必ず変わっていく事実をかみしめています。
ミモザがそろそろ満開になります。
立春
実は、1/16に自分の不注意から自転車で転倒し、左の鎖骨を骨折してしまいました。
しばらくは入浴もひとりでできず、家内にだいぶ迷惑をかけました。
何をするのも億劫で、キーボードを叩く気にもなりませんでした。 まだ鎖骨バンドと三角巾で固定していますが、当初に比べずいぶん楽になりました。
日に日にひとりでできることが増えてくる喜びは、骨折しなければ味わえなかったものです(半分以上、負け惜しみですね)。
スタッフにもまだまだ迷惑をかけていますが、私の左手の代わりになろうと皆協力してくれるのは、本当にありがたいことです。
患者さんもそんな私の姿に驚き、帰りしな口々に「「お大事に」と、なんだかいつもと逆のお声かけを頂いています。
焦らず、でも早く回復したいものです。
さて、いつの間にか立春を迎えました。
年末から1月にかけて例年になく寒い日が続いたので、2月初旬はかえって寒さが緩んだような気がします。
いつだったか、立春を迎えると居間の馬の置物に朝日が当たるというブログを書いたことがありました。
今年もやはり当たってきました。 日差しに春を感じます。
東山魁夷の残照(もちろん複製画)にも朝日のスポットライトが当たり、より荘厳な風情が感じられます。
椿山荘
期間限定の格安のチケットが手に入ったので、10/24 夫婦で東京の椿山荘に一泊してきました。
通常の宿泊料では、「ちょっと一泊」というわけにはなかなかいきません(笑)。
さて、一流のホテルだけあって、スタッフの対応はやはりさすがでした。
部屋は9階だったので、話題のスカイツリーも左遠方によく見えました。
翌朝、名物の庭園を散策してみました。
もともとは明治時代の政治家、山縣有朋の屋敷だったそうです。都内とは思えない静かさでした。 なんでも今でもタヌキが棲んでるとか。
そして、その土地が風光明媚だったため、椿山(つばきやま)と名づけたのがホテルの名前の由来だそうです。小高い山を中心に、ツバキとカエデが目立って多かったように思います。
「南に早稲田田圃、西に富士山が見え—」とありますから、高台だったことと周囲に眺めを遮るようなものはなかったということで、今では全くの想像の世界です。
いまはもう秋—
天使の分け前(取り分)
私はワイン好きですが、夏の特別暑い時期以外は、ほとんど赤ワイン専門です.
診療も終了時間に近づく17時頃になると、今日はどのワインを開けようかと、密かに不謹慎な楽しみがわいてきます.
さて、今年の猛暑はまだしばらく続きそうで、私が白を飲む時期も記録的に延びそうです.
さて皆さんは、天使の分け前(取り分)という言葉をご存知でしょうか.
Wikipediaによると、
『ワインやブランデーなどの酒は、その製造工程に「樽などでの熟成」という工程を含んでいる。熟成は短くとも数年単位、十数年の熟成が行われることも珍しくはなく、場合によっては数十年の熟成がなされる場合もある。樽は基本的に木製であり、液体は通さないが気体は通すため、熟成の間に酒に含まれる水分やアルコール分が蒸気となって少しずつ樽からしみ出ていく。すると、熟成開始時の量と比較して、熟成終了時(つまり、出荷時)の量は減少してしまう。この減少分を、「天使の取り分」と呼ぶ。』
写真のワインをご覧ください.
まだ抜栓前にもかかわらず、中身が半分しかありません.
いかに天使の分け前にしても、飲み過ぎじゃありませんか。
しかも、樽ではなく瓶詰め後ですからね。
荷造りの際、気づかなかったのでしょうか.
ネットで入手したものですが、販売店に写真を貼付して連絡したところ、代わりのワインと交換するとのこと。そして、参考までに現品を返品してほしいと.
おそらく、ここまで減っているのは珍しいことなのでしょうね.
さすがの猛暑で、天使も脱水状態になったのでしょうか.
天使の取り分ならぬ、天使へのtributeとか(冗).