若葉とポポー

ゴールデンウィークの真っ只中。

 今年の春は比較的、というか記録的に気温が高く、4月中に真夏日がありました。そのせいか、季節の移り変わりも早いように感じます。

 いずれにしても、この時期は木々の葉も淡い影を落とし清々しい気分になれます。

 一枚は玄関の上に葉を伸ばすハナミズキとヤマボウシです。青空のもと、命の芽吹きを感じます。

 もう一枚はポポーの花です。

 数年前にご近所さんからいただいたポポーの株が、今年初めてチョコレート色の花をつけました。

 バンレイシ科の植物で、英語ではpawpawのスペルなので、ポーポーが正しいのかもしれません。アケビのような実をつけ、独特の甘い香りで、今度は結実を期待してしまいます。

カオジロガビチョウ

春先から秋にかけて、我が家の庭を飛び交う鳥たちがいました。

それまでてっきりヒヨドリかと思っていました。

ヒヨドリは、顔の模様に多くのバリエーションがあります。

しかし、飛び方といいヒヨドリとは思えずどうしても合点がいきませんでした。

ある日、医院の窓に衝突したのか、この鳥が一羽死んでいました。埋めてあげたのですが、この時はメボソムシクイかと勝手に思い込んでいました。写真を撮っておかなかったことを今更ながら悔やんでいます。

その後も、何度も遭遇するのですが、なかなかシャッターチャンスがありませんでしたが、たまたまこの写真が撮れました。鮮明ではありませんが、顔の表情は感じられると思います。

「野鳥 茶色 顔に白いすじ」等、キーワードを入れて検索してみると、「カオジロガビチョウ」がヒットしました(かなり苦労しました)。「これだ!」と、なんだか宝を探し当てた子供のように興奮しました。

調べてみると、スズメ目ヒタキ科の野鳥で、本来東南アジアに生息する野鳥で、ペットとして飼われていたものが野生化したということです。

ガビチョウは、「画眉鳥」と書くそうです。目の周りにはっきりとした線があるからでしょうか。カオジロガビチョウはこれとはあまり似ていないように思います。  

Wikipediaで調べてみると、

「ガビチョウが茶褐色なのに対して灰褐色で、眼の周りから喉、嘴にかけて三角形状に白い。嘴は灰色。日本では群馬県赤城山の南面を中心とした狭い範囲でのみ確認されている。」とありました。

画像を検索してみても、撮影地は前橋が圧倒的に多く、かなりローカルな鳥のようで嬉しく思いましたが、侵略的外来種ワースト100にノミネートされているそうです。可愛いい鳥なんですけどね。

前橋バラ園

数年ぶりに前橋敷島公園のバラ園に行ってきました。

朝9時に着いたのですが、すでに駐車場はほぼ満車。

午後からWebの会議が入っていたので、とにかく急いでバラ鑑賞。

素晴らしい出来栄えと、ベストタイミングでした。

これなら、遠くから足を運んでも後悔しないだろうと、前橋在住の身としては、少し誇りに思いました。

なにせ前橋は、県庁所在地なのに、全く都会的要素はありませんから。

これを観光資源にできたらと、ちょっと嬉しい一日でした。

ハナミズキ 今年も

4月17日の、拙宅玄関前のハナミズキ。

33〜34年前、家を新築した際、地域の森林組合の掘り出し市で、たまたま売れ残っていた高さ4mほどのハナミズキを玄関前に植えました。

毎年成長し続け、すでに6mほどになり、二階の屋根の太陽光パネルに影を落とすほどになりました。

個人的には、ハナミズキの木肌は柿の木のそれに似て、ザラザラしていて好きではないのですが、アメリカのワシントン、ポトマック河畔に植えられたサクラと同じく、葉より先に花が咲くので、独特の趣があります。

コチョウランのように、花が光に透けて見える、この光景が好きです。

そろそろ、コチョウランも屋外に出せる気候になるでしょう。

新医院完成間近

4月もすでに後半にさしかかりました。

新型コロナは変異株も含め、まだ終息は見えません。

でも季節は確実に進んでいきます。

医院の玄関前のモッコウバラは今年も咲き誇り、甘酸っぱい香りを漂わせています。

新しい医院の完成も間近、ゴールデンウィーク前後を使い、引越しとなります。

患者の皆様にはご不便をおかけします。

新築はめでたいはずですが、いろんな手続きや作業のことを思うと、寝ても目が覚めてしまうこともしばしば。

でもま、なんとかなるでしょう。

早春賦

3月もはや下旬にさしかかりました。

3.11から丸10年ですが、昨日の朝方、かなり強めの地震がありました。災害を忘れるなという警鐘でしょうか。

さて、今年は前橋でも桜の開花の便りも記録的に早く、今週末にも満開になるのでしょうか。

モズは秋の季語ですが、拙宅の庭ではよく春先に見かけます。

上の写真は餌をくわえたモズです。かなり鋭い鳴き声です。目の周囲に黒い筋が見えないところから、メスだと思われます。

下は拙宅ベランダのユキヤナギの赤花の品種です。

一足早い花見気分です。

そういえば昨日庭にいたらジンチョウゲのあの強い香りがしました。

10年越しのシクラメン

毎年、年末にシクラメンを頂戴します。

以前のものと比べとてもカラフルで、バラエティも豊富になりました。

頂いたものは皆、これぞ最高の自分とばかりに咲き誇ります。

完成された美しさ、でしょうか。

でも、最近はそういった経緯で頂いたシクラメンのその後の姿に惹かれます。

写真のシクラメンも、おそらく7、8年経過したものです。

形はそれなりに乱れていますが、野趣といいますか、必ずしも理想的な条件下ではありませんが、植物がそれなりの環境下で生きている姿を見るのは、また格別です。

また来年も幾つか花をつけてけくれたら、と思いつつ、がんばっているシクラメンにエールです。

 

金木犀

かつては運動会のシーズン、といえば風物詩として金木犀の香りが挙げられました。最近の小学生は、金木犀の香りからトイレを連想するそうです。芳香剤メーカーの勝利なのでしょうか。

以前にもお話ししましたが、拙宅の敷地内には金木犀、隣家には銀木犀の大木があります。個人的には、銀木犀の高貴な色と香りが好きですが、双方同時に開花するため、どうしても三大香木の一つである金木犀の香りに負けてしまいます。

今年はコロナ禍で、運動会の開催もままならないんでしょうね。

この状況は、育ち盛りの子供たちに、少なからぬ影響を与えると思います。

でも人類は、それをプラスに変える英知を持っているはずです。

そうやって、生き抜いていきましょう。

 

梅雨近し

新型コロナウィルス感染拡大の先が見えない中、新緑を楽しむ心のゆとりを忘れがちでしたが、今年もバラが咲き乱れました。

今年は先手を打って、剪定ではなく黒点病の予防散布をしましたが、やはり防ぎきれませんでした。下葉は黄変し枯れ落ちましたが、それでも花は期待通りに咲いてくれました。

その中で、アマガエルが我ここぞとばかりにマイホームを仕切っていました。

右は、この時期にしては珍しい集中豪雨の翌日6/7早朝のダブルディライト。

我が家では定番のバラ。

同じ株から咲く花で、これほど個々に変化のある表情を持ったバラも珍しいのではないかと思います。香りは強いフルーツ系。

6月上旬なのに32℃、先が思いやられます。6月も中旬に差しかかろうとしています。入梅も間近でしょう。

ちなみに、アベノマスクはまだお目にかかっていません。 もう着けたくありませんが、「スピード感ある対応」とは何のことだったのでしょうか。