ゼフィランサス

毎年梅雨の時期になると、この花が庭の植え込みの傍に咲きます。

ずっとサフランだと思っていました。でもよく見ると、花弁は同じ6枚ですがやや細身、そして葉や茎の様子が微妙に違います。

そこで「サフラン」「似」のキーワードで検索したところ、ヒガンバナ科、タマスダレ属の「サフランモドキ=ゼフィランサス」であることがわかりました(ちなみにサフランはアヤメ科クロッカス属)。

「もどき」がつくとなんだか一流から外れたような印象がありますが、日本では園芸品種として広く栽培されているようです。

元々はメキシコを中心に、北米南東部や中央アメリカ、南アメリカに自生していたものが、江戸時代末期から明治にかけて持ち込まれたものだそうです。

暖かい時期の雨後によく咲くので、レインリリーとも呼ばれているそうです。

鮮やかなピンクの花を上向きに咲かせるので、よく目立ちます。

ただし、ヒガンバナの仲間なのでリコリンという有毒物質を含んでいるため、葉をニラやノビルと間違えて食べると中毒を起こすそうなので要注意。

ヒガンバナ科、サフランモドキ属