![]()
いかがでしょう、すばらしい庭園でしょう。
もちろんコッツウォルズの、と言いたいところですが、これはれっきとした日本にあるイングリッシュガーデンです。
しかも、うちからクルマで1時間ほどの群馬県の新田町にあるホームセンターに付属した庭園です。
当日は7月中旬のとても暑い日でしたが、この写真を見る限り、涼しいイギリスを満喫できるのではないでしょうか。
面積は二万平米、入園料はたしか大人¥550だったかと思います。
これでしばし浮き世を忘れることができれば、ずいぶん得した気がします。
モネの睡蓮池を再現したものや香りの庭園等、かなり手入れも行き届いています。庭師の方が、次期が過ぎた草花を抜いて植え替えをしていましたが、抜いた草花の行方が妙に気になりました。
群馬の方、群馬においでの方は是非一度訪ねてみて下さい。
カテゴリー: ガーデニング
遅ればせながら
ヤマボウシ
ベランダにて
ベニツツジ
わが家の庭先
今年も咲いてくれました
金木犀と銀木犀
![]()
こう書くと何のことかわりませんが、キンモクセイとギンモクセイと書けば、「ああ」ということになりますか。
さて、「君の瞳は○○万ボルト」という歌の中にも、「キンモクセイの咲く道を」というフレーズがあります。
春のジンチョウゲ(沈丁花)と秋のキンモクセイは、その季節の訪れを実感させる香りの季語の代表でしょう。
私はキンモクセイというと、運動会をすぐに連想してしまいます。
運動会当日の緊張した心とキンモクセイの甘酸っぱい香りが、条件反射のように分ちがたく結びついていて、今でも小中学校の頃の思い出が鮮やかに蘇ってきます。
もっとも最近の子どもにキンモクセイの香りで連想するものは?とたずねると、なんと「トイレ」だそうです。 さもありなん。
キンモクセイはモクセイ科の常緑樹で、中国原産の観賞用植物、雌雄異株で、日本のものは全て雄株で結実しないそうです。ツバキやサザンカに似た堅い葉をしていますが、確かに実を見たことはありません。
花は鮮烈な香りの割りに見た目は地味ですが、3,4mmの橙色の4弁の花びらで耳かきの先を4つ集めたような愛らしい形です。
全く同じ形で花の色が白いものはギンモクセイと呼ばれます。前者に比べ、香りはやや控え気味で花も目立たないのですが、全体の佇まいはどことなく風格があります。
庭のキンモクセイの花をマクロで撮ってみました。
ランという植物
![]()
NHKの『地球・ふしぎ大自然』という番組が好きで、ほとんど毎回欠かさず見ています。
9/6放送のこの番組で、メキシコの熱帯雨林に生息する「バケツラン」というランを紹介していました。英語ではbacket orchidというのでしょうか。
実に不思議な生態をもったランで、知能があるのではと思わせるような巧みな技で、厳しい環境の中で生き抜いていました。
よくランは、「最も進化した植物」といわれます。
ランには、この地球上で最もあとから現れた植物ゆえの宿命があるのです。
地上のおよそ植物が生息できる場所という場所は、他の先住植物によって占拠されているわけですから、新参の植物はそれなりの工夫をしなければその世界に入り込めないのです。
その意味では、地生(地面に生える)ランと着生(他の植物に付着して生える)ランに大別されるランのうち、特に後者の着生ランがより優れているといえます。
ちなみに前者の代表格としてはシンビジウム、デンドロビウム、後者の代表格はカトレア、ファレノプシス(胡蝶蘭)が有名です。
着生ランは、自分の居場所として、なんと高い木の枝を選んだのです。これこそ、地上の生存競争の厳しい場所をあえて避けた頭脳プレーなのです。
カトレアの根は、他の木などにしがみつくための機能と空気中の水分を吸収する機能をもっています。ですから、湿度を含んだ空気があれば、特に水をやらなくても生き続けることができるのです。
その他、種の保存の面でもかなりの知恵を身につけています。
たとえばハンマーオーキッドというランは、花弁の中にあるハチの雌の形そっくりの突起をもっていて、雄のハチが交尾しようとその突起につかまると、その突起がハチごとまるでハンマーを振るようにしなってハチの体に花粉をつけるという仕組みになっています。
前置きが長くなりましたがこの「バケツラン」、香水のような香りで雄のハチを惹きつけます。しかも最も芳香を強く発する部分は下向きになっているのです。ハチはすべって、リップ(ランの花弁で、一番下に位置するもの)とよばれる花弁が変化したバケツ状の器の中に落ちます。この中には、ラン自らが貯めた液体が入っていて、ハチはその中で必死にもがきます。食虫植物のウツボカズラに似ていますが、この液体はハチを溶かしません。ハチにはもう一仕事してもらわなくてはならないのです。
この容器には一か所だけハチが這い上がる足がかりになる部分があり、そこにハチが辿り着くと、今度は狭い通路があり、そこをやっとの思いでハチが抜け出る時、最も狭い部分にあった花粉がハチの背中に確実に付着するようになっているのです。
それだけではありません。花粉はアリにも運ばれるのです。花粉はアリの巣まで運ばれるとそこで発芽、発根し、ありの巣を取り囲むように成長します。ありの巣はランの根でしっかりと固定され、ランはアリにより、害虫から守られるという共生の関係を築いているのです。
ここまで徹底した生き残りの技を身につけたランがいたのには脱帽です。
明日からのランの世話にもまた興味が湧いてきました。 (写真はファレノプシス=胡蝶蘭)
ノボタン
![]()
お盆を過ぎても暑い日が続きます。秋はいつ来ることやら。
そんな残暑のなかで元気に花を咲かせている植物を見ると、なぜか心和みます。
以前、夏のイメージの花は?というお話をしましたが、大事な花をひとつ忘れていました。
今回ご紹介するノボタンです。
カタカナで書くとまるで風情を感じませんが、野牡丹と書くといかがでしょう。
実際にはボタンほど華やかではありませんが、暑い季節に柔らかそうな繊毛で覆われた淡い緑の葉の上に咲く、濃紺といいましょうか、濃い紫のこの花の色はほっとすほどの涼を運んでくれます。形もシンプルでとても品のいい花ですね。
散った花びらもしばらく色褪せず、余韻を残してくれます。
ちょっと小振りになりますが、四季咲きのものもあります。