師走のCDコンサート2023

遅ればせながら、師走のCDコンサートのご報告をします。

師走の—と形容詞はついていますが、今年は11/26(日)の開催でしたから、厳密には、霜月のCDコンサートでした。

ここのところ、新型コロナ、ウクライナ危機、イスラエルとパレスチナの紛争等、人類にとって深刻な出来事が頻発しています。

だからこそ、忙しい中にも皆で集い、それぞれの思いを語りながら音楽を聴く、CDコンサートの意味を改めて感じました。

今回は常連のメンバーに加え、初めての方も2名、計8名であの狭いリビングで開催しました。

ということで、今回のプログラムについて簡単にコメントします。

まずC.P.E.バッハのソナタト短調、これは、遅れての参加の方もあったのであとに回しました。それだけ、ぜひとも聴いて欲しい曲でした。

C.P.E.バッハは1714-1788の生存で、晩年はモーツァルトと被ります。

あの大バッハの次男ですが、本人の名付け親はなんとテレマンです。本人も自分の音楽の師はテレマンと言っています。大バッハとしては何とも複雑な心境だったでしょう。

ともかく、聴いていただければバロックではなく、古典派あるいはロマン派に近いメロディではないでしょうか。そして3楽章全て短調というのはかなり稀有です。

次に武満徹の合唱曲を取り上げました。

武満は偉大な作曲家ではありますが、日本人でもなかなか理解しにくい、あるいは入り込めない作曲家でもあります。が、合唱曲に関してはとても親しみやすく、私は今回の一番のメッセージはウクライナ危機、中東危機で、反戦主義の私としては反戦メッセージとして、「死んだ男の残したものは」を熱くお伝えしました。ちなみに私は最大の自国防衛は外交だと考えています。

さてLaymisは、当県高山村での屋外のコンサートを聴いて、ラテンアメリカのストレートな発声に感動したのでCDに入れました。この感動は、ライブで聴かないと伝われないかもしれませんが。

最後のモーツァルトは、CDコンサートの開催の動機、つまりモーツァルト没後200年の1991が今CDコンサートの開催のきっかけだったので載せました。

以下、プログラムを記載いたします。

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  1. C.P.E.バッハ作曲 ソナタト短調Wq.135/H.549 (CD)
     トーマス・インデアミューレ(Ob.)
     クラウディオ・プリツィ(Clav.)
  2. 武満 徹作曲「風の馬」より         (CD)
     小さな空 うたうだけ 死んだ男の残したものは
     さくら     東京混声合唱団(合唱)
  3. パッヘルベル カノン(CD)
     J.F.パイヤール パイヤール室内管弦楽団
  4. J.S.バッハ作曲 ブランデンブルク協奏曲から (BD)
     ヴァーツラフ・ルクス指揮 コレギウム1704
  5. J.S.バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲  (BD)
    第4番BWV1010 第2番BWV1008
        横坂 源(Vc)
  6. The Best Of Laymisから (CD)
     シナモンの花が咲く頃etc.
  7. W.A.モーツァルト作曲 オーボエ四重奏曲K.370 (CD)
    H.ホリガー(Ob)  オーランド四重奏団
  8. etc.

師走のCDコンサート 2018

12月9日、今年も恒例の師走のCDコンサートを開催しました。

すっかり常連さんばかりになりました。埼玉から参加してくれた親友も3年連続、3回目の参加でした。嬉しい限りです。

今回は参加者が6人と少なかったのですが、少なければ少ないなりの良さもあります。

一番は、私自身に余裕ができ、参加者の一人として音楽が聴けたことです。

さて、今回は「人の声」をメインとしましたが、参加者の歓談が一番の「人の声」でした。

取り上げた曲について、若干説明します。

1.はBDですが、雅叙園の凝ったしつらえとチェンバロの高貴な演奏が素敵でした。

2.は、私もかつて参加していた男性合唱曲の定番である多田武彦のシリーズ「雨」を、大学の男性合唱団の演奏で聴いていただきました。こんな時、日本の四季を実感しますね。

3,は珍しく、というか初めてのチャイコフスキーの曲を取り上げました。

実は、重厚で脂肪たっぷり(失礼)のチャイコの曲は、個人的にはあまり好みではないのですが、アッカルドの演奏が素晴らしかったので、今回取り上げてみました。やはり、あの第一楽章の主題は一度耳にすると、忘れないメロディですね。

4.は個人的に、最近の演歌歌手の中では実力No.1ではないかと思う島津亜矢の、それも演歌ではない曲を取り上げてみました。日本人にしては珍しく金管楽器に近い声質で、中音から高音にかけて線が細くならない素晴らしい歌いっぷりです。

4.は、やはり一曲は入れておきたいモーツァルトです。

27あるピアノ協奏曲のうち、2曲しかない短調の1曲です。

5.は新進気鋭のJ.エーネスのバッハの ヴァイオリン・パルティータのBD画像です。このシャコンヌは絶品です。

これで今年も1年過ごせた、そう思うCDコンサートでした。

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ープログラムー

1.ピエール・アンタイ& スキップ・センペ in 目黒雅叙園(BD)

 ラモー作曲 アンタイ、センペ編曲

   2台のチェンバロのためのシンフォニー

 

2.多田武彦 作品集から

   男声合唱組曲  雨

   雨の来る前  武蔵野の雨  雨の日の遊動円木

   雨 雨  雨の日に見る  雨

                京都産業大学グリークラブ

   石家荘にて 

                慶應義塾ワグネルソサイエティー

 

  1. P.I.チャイコフスキー

   ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.35

         S.アッカルド(Vn)    

         C.デイヴィス指揮    BBC交響楽団

 

4.島津 亜矢(歌)

   I Will Always Love You

   昴  

   聖母たちのララバイ  

   さくら

   秋桜

 

  1. W.A.モーツァルト作曲

   ピアノ協奏曲No.24 ハ短調K 491

         P:E.キーシン  指揮 :K.デイヴィス

         ロンドン交響楽団

 

6.ジェームス・エーネス 無伴奏ヴァイオリンの至芸(BD)

   バッハ作曲 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ

       第1番 第2番

師走のCD-コンサート 2017

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12/10に今年のCDコンサートも無事終えることができました。

今回は、ギターの演奏をBDで楽しんだり、またブラジルのクラシック音楽に触れたりと、ラテンを中心にプログラムを組んでみました。

さらに、最近気に入っているオーボエの演奏も加えてみました。

音楽にまつわる話まつわらない話、一年の思い出を語り合いながら、あっという間に3時間が過ぎてしまいました。

コンサートが終わった頃には、辺りは既に真っ暗、黄昏時をとっくに過ぎてしまいました。

さてCDには、ブラジルのクラシックを中心に編集した Histoire Du Tangoと、渡辺 克也のオーボエを収録した Nuit Amourを中心に収めてみました。

BDは、どちらもギターのソロ・リサイタルで、特にアナ・ヴィドヴィチは弾く姿を見るだけでも楽しめました。

(実は、BDの不具合で、荘村清志のリサイタルは再生できませんでした)

以下、当日のプログラムです。

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1.アナ・ヴィドヴィチ ギター・リサイタル(BD)

      J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番                    

      タレガ アランブラ宮殿の思い出

      ビートルズ イエスタディ

              アナ・ヴィドヴィチ(Guit) 

2.荘村 清志 ギター・リサイタル(BD)

      タケミツの愛の歌から            

3.Histoire Du Tangoから

      ヴィラ・ロボス ブラジル風バッハ第5番

      マシャド パコーカ

                        ヤーノシュ・バーリント(Flu)

                        パル・パウリコヴィチ(Guit)

4.キャスリーン・バトル 

      ヴィラ・ロボス ブラジル風バッハ第5番

5.Nuit Amourから

         渡辺 克也(Ob)

        私を泣かせてください ヘンデル 歌劇「リナルド」から

        閉ざした唇に レハール「メリー・ウィドウ」から

        侯爵様あなたのようなお方は ヨハン・シュトラウス

               (オペレッタ「こうもり」から)

6.モーツァルト レクイエム(BD)

       ムジカエテルナ

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師走のCDコンサート 2016

IMG_4350_edited-1IMG_4348_edited-1 さて、早いもので(ほんと、この歳になると年の瀬が来るのが毎年早まっているような気がします)今年も師走のCDコンサートを迎えました。

25回目を迎えたこのコンサート、今回は7名の参加で、参加してくださる方はもう常連の方が多く、たまに一方くらい新規の方がみえます。 それがまた楽しみです。中には、この集まりが師走の風物詩のように思ってくださる方もいて、なんだかその方の生活の一部になっているようで、開催側の冥利に尽きます。

今年のプログラムは、下記の通りです。

ちょっと土地の匂いのする曲を中心に視聴していただきました。

実はこのプログラムの前に、江差追分とドップラーのハンガリー田園幻想曲をネット動画で流して、その趣旨を感じていただきました。

シルクロードで繋がっているような、単なる偶然のような。

Izzyのこぶしの利いた歌い回し、M.マチューの「r」の極端な巻き舌も、その土地独特のものとしてご紹介いたしました。

———————Program—————

  1. A.ヴィヴァルディ作曲 協奏曲集「四季」

    D.ゼペック(Vn&Dir.)

    ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ベルリン   

  1. J.S.バッハ作曲 イギリス組曲No.3 ト短調 BWV 808

    ルドルフ ブッフビンダー(P)              

  1. G.F.ヘンデルLascia Ch’io Pianga  

       The Last Rose Of Summer

          Izzy (vocal)           

  1. スメタナ作曲 交響詩「モルダウ」 

     ベルリン・フィル ワルトビューネコンサートから

         ベルリンフィルハーモニー管弦楽団  (BD)    

  1. J.ハイドン作曲 弦楽四重奏曲No.77 ハ長調 op.76-3「皇帝」

     イタリア弦楽四重奏団           

  1. E.ラロ作曲 スペイン交響曲 op.21

         オーギュスタン・デュメイ(Vn)

     ミシェル・プラッソン指揮

     トゥールーズ・カピトール管弦楽団      

  7.ミレイユ ・マチュー     (「エディット・ピアフ」から)

    バラ色の人生  群衆                                               

  1. ア・カペラ(フィンランドの賛美歌集より) 

    あなたに感謝します、わたしの神よ

    我が主よ、あなたに向かって

      タウノ・サトマー指揮 カンドミノ合唱団

 

 

 

師走のCDコンサート 2015

CD-2015disk

今年もはや師走。

12/13(日)、恒例のCDコンサートを開催しました。

今年のテーマは、「美しい曲」。

さてその前に。

実は今回、25年来使い込んでいたCDプレーヤーがどうにもこうにも調子悪くなり、泣く泣く買い換えたのです。

せっかくだからと、SACDプレーヤーを購入しました。 SAについては半信半疑でした。

が、機器のデザインはともかく、再生してみるとやはり技術の進歩は歴然でした。

今まで聞こえなかったいろんな音が聞こえてくるのが実感でき、なにより音が豊かになった気がしました。

ま、あまり音にこだわらないほうが音楽を楽しめるんですけどね。

 

閑話休題。

もちろん、「美しい」という審美的評価には少なからず「好み」という主観が関係しているのですが、それでも大多数の人が美しいと評価する場合、そこにはやはり普遍性が存在している、そう思うのです。

そして普遍的に美しいといわれる曲は、とても単純なメロディから構成されているというのも、普遍的な法則なのかもしれません。

ま、そんな講釈はどうでもいいのです。

みんなで聴いて、「やっぱりきれいだね」と満足すればいいのです。

とりあえず、以下が今年のプログラムです。

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  1. G.F.ヘンデル作曲 ”ラルゴ”ヘ長調

Orpheus Chamber Orchestra

  1. 〃 オンブラ・マイ・フ    Kathleen Battle(Sop.)
  2. S.ラフマニノフ作曲 「ヴォカリーズ」

Kathleen Battle, Daniel Saunders (Pf)

  1. W.A.モーツァルト作曲 ピアノ協奏曲No.21 ハ長調 K.467

F.Gulda; C.Abbado: Vienna Philharmonic Orchestra

  1. J.シュトラウス作曲 歌劇「こうもり」から序曲

Carlos Kleiber: Bayerisches Staatsorchester

  1. L.V.ベートーベン作曲 ロマンスNo.2ヘ長調 Op.50

A.Grumiaux;B.Haitink:Royal Concertgebouw Orchestra

  1. 小田和正作曲 緑の丘(東北大学 校友歌)      小田和正
  2. W.A.モーツァルト作曲 バイオリン協奏曲No.3 ハ長調 K.216                                                  Steinbacher;D. Dodds: Lucerne Festival Strings
  3.   J.シベリウス作曲 フィンランディア賛歌  ”Be Still My Soul”                   Izzy
  4. F.レハール作曲 喜歌劇「メリー・ウィドウ」から

Battle, P.Domingo; J.Levine: Metropolitan Opera Orchestra

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当日は、一応なぜこの曲を選んだのか、言い訳をするのです。

1.から3.への流れ、7.をなぜ入れたのか(これは今年のブログで触れています)、9.のシベリウスの愛国心、そして愛国心と関係あるかないか(ほとんどないですね)10.の「メリー・ウィドウ」へ—そしていつしか早くなった日暮れを迎え、お開きとなったわけです。

 

 

師走のCDコンサート 2014

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季節はいつの間にか師走。
恒例のCDコンサートの季節です。
例年12月初旬に開催するのですが、今年は11月23日に、「青葉歯科医院30周年記念の集い」を開催したため、コンサートが12月21日と、かなり押し迫っての開催となりました。
それでもご常連の方を中心に7名の方が集い、私自慢(?)のハーブティーに始まり、お茶やコーヒー、そしてワインを飲みながら楽しいひと時を共有しました。

プログラムは以下の通りです。

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1.びわ湖ホール4大テノールコンサート(BD)

2.J.パッヘルベル作曲
カノン ニ長調 (CD)

3.A.コレッリ作曲
合奏協奏曲 第8番ト短調 作品6の8「クリスマス協奏曲」
*2.3.:オルフェウス室内管弦楽団 (CD)

4.クラリノッティ演奏会(BD)

5.W.バード作曲
5声のためのミサ曲
タリス・スコラーズ (CD)

6.T・ラリエ作曲
「ヴェニスの謝肉祭」による序曲と変奏 Op.20 (CD)

7.A・ポンキエッリ作曲
カプリッチョ
*6.7.:H・シェレンベンルガー (Ob) (CD)
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幾つか解説いたします。
コレッリのクリスマス協奏曲は、もちろんクリスマスにちなんで、です。
最終楽章が、クリスマスの日に限定して演奏されることが名前の由来になっているようです。
美しくも寒々とした楽章と、小春日和を思わせる穏やかな楽章との対比が魅力的です。

タリス・スコラーズによるバードのミサ曲は、さすが世界一の混成合唱団、師走のこの時期、心が洗われる思いがします。

「ヴェニスの謝肉祭」—これは本来ピアノ伴奏のフルート演奏なのですが、取り上げた演奏はフルートに替えて、名手シェレンベルガーによるオーボエの演奏です。

私の主観では、フルートは天上の音色、一方のオーボエはより地上に近い、つまり人間的な音色だと思います。
曲が進むにつれ、演奏はさらに技巧を要求されますが、同じ旋律を絶対に繰り返さない、この曲は変奏曲の極意のような曲です。

また来年の師走の再会を約束して、3時間ほどのコンサートが終わった頃には、あたりはすっかり暗くなっていました。 もう冬至ですから。

師走のCDコンサート 2013

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12月15日(日)  毎年恒例の師走のCD コンサートを開催しました。

今年は私の都合で、例年よりやや遅めの開催となりました。

また、常連の参加予定者のうち何名かが開催日近くになって急きょ予定が入り、結局3名という少人数の会となりました。

しかし、それはそれで少人数のよさもあり、とてもくつろいだ雰囲気で歓談できました。

(もともとくつろぐつもりの会なんですが)

今年はBSですてきな演奏会が多く放送されたので、CDとは名ばかりのややビジュアルなソースが多くなりました。

以下、今年のプログラムをご紹介します。

1.はドレスデン国立歌劇場の、いかにもクラシックにふさわしい歴史ある劇場での演奏でした。

日本の演奏会に比べると、やや照明を落としているようでした。

2.はイタリアの小さなリゾート地(日本でいえば葉山といったところでしょうか)で、黄昏から始まったこれまたムードある野外演奏会でした。

3.これもベルリン郊外の野外音楽堂での黄昏時から始まる、おなじみの演奏会です。

4.目を十分使ったところで、目を休めて耳だけの想像力かき立てる演奏でした。もしかしたら、これが一番の贅沢かもしれませんね。

5.私といえばモーツァルトを抜きには考えられません。キーシンのとびっきりの20番でした。

Program

1.ブラームス 交響曲第4番ホ短調 Op.98

クリスティアン・ティーレマン指揮 ドレスデン国立管弦楽団 (BD)

2.アンドレア・ボチェッリ ライヴ (BD)

3.ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2013

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64

サイモン・ラトル指揮 クリスティアン・テツラフ(Vn.) (BD)

4.パレストリーナ  悲しみの聖母etc.

アンドリュー・カーウッド指揮  カージナルズ・ミュージック(CD)

5.モーツァルト ピアノ協奏曲No.20ニ短調K.466

クレメラータ・バルティカ  エフゲニー・キーシン(Cond.& Piano)(CD)

師走のCD コンサート 2012

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 12/2(日)、恒例の「師走のCDコンサート」を院長宅居間にて開催いたしました。
 1991年、モーツァルト没後200年の12月が最初の開催となったこのCDコンサートも、気づいてみたら21回目となりました(一度だけ、開催できなかった年があります)。
 内輪話になりますが、当初は夫の道楽とばかり、全くタッチしなかった女房も、キッチンで医院の事務整理の仕事をしながら、少しずつ手伝ってくれるようになりました。 正直言うととても助かります。

 さて今回は、初めての方3名を加え、7名の参加を頂きました。
(常連の方2名がお忘れになったようです)
 北関東とはいえ、12月にしては例年になく寒い一日でした。こういう日に部屋を暖かくして音楽に浸るというのも、またいい思い出になるかもしれません。

 主だった曲の選択理由をご紹介します。

 「イムジン河」は、関係のぎくしゃくした日韓の、同じ東洋人として問題の円満解決への思いを込めておかけしました。

 「ザ・フィルハーモニックス・イン・ウィンナーカフェ」は、BSで放送された、ウィーンフィルの若手演奏家による市井のカフェでの演奏会の映像です。
 歴史あるカフェでの演奏と、それを聴くお客のくつろいだ表情は、あたかもこちらまでその場にいるような錯覚を覚えます。

 ショパンの「舟歌」は、初めて参加した私の甥夫婦(新婚)への祝福を込めておかけしました。

 ヴェルディの「レクイエム」もBSの映像ですが、ここには在りし日の若々しいカラヤンとパヴァロッティの熱演が観る者の心を引きつけます。

 さて、このコンサートが終わると、いよいよ年の瀬に向かって慌ただしい日々を迎えます。
 来年はどんな演奏をおかけしようかと、もうすでに鬼が笑うようなことを考えています。
 みなさま、よいお年を。
(右の写真は、当日甥の新妻から頂いたフラワーアレンジメントです)

   -Program-

1.モーツァルティアーナ
  シプリアン・カツァリス(P.)        
 
2.高 宗漢(Ko Jung Hwan)イムジン河
  ジョン・チャヌ(Vn.)

3.ザ・フィルハーモニックス・イン・ウィンナーカフェ(BD)

4.W.A.モーツァルト 交響曲 第40番 ト短調 
  ジョージ・セル指揮 クリーヴランド交響楽団
           (1967年8月25日)

5.サラサーテ チゴイネルワイゼン 
  アンネ・ゾフィー・ムター(Vn.)  
  ジェームス・レヴァイン指揮 
  ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

6.F.ショパン   舟歌 Barcarolle 嬰ヘ長調 Op.60
   E.キーシン(P.)

7.ヴェルディ  レクイエム(BD)
   H.V.カラヤン指揮 
  ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 (1967年)

8.J.S.バッハ  ゴールドベルク変奏曲
  武久 源造(Cemb.)

9.J.シュトラウス  喜歌劇「こうもり」から
 ・前奏曲 
  カルロス・クライバー指揮 
  バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 ・アリア「侯爵さま、あなたのようなお方は」
  キャスリーン・バトル (Sop.)

 
 

師走のCDコンサート2011

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12/4(日)、14:00から 恒例の「師走のCDコンサート」を開きました。
 師走にしては暖かく、木漏れ日(枝漏れ日?)のもと、7名のご参加を得て、話に花を咲かせながら、わいわい楽しい時間を共有しました。
 今回は、声の透明感と正確なピッチを皆さんにお聴きいただこうと思って、森麻季を取り上げました。
 そして、昨年感動ものだったキーシンもまた映像でご覧いただきました。
 当日のプログラムは以下の通りです(多少の変更あり)。

•森 麻季
1. アヴェ・マリア (サン=サーンス)
2. アヴェ・マリア (バッハ/グノー)
3. アヴェ・マリア (服部隆之)
4. アヴェ・ヴェルム・コルプス
5. アヴェ・マリア (カッチーニ)
6. サルヴェ・レジーナ (ペルゴレージ)
7. アヴェ・マリア (ケルビーニ)
8. 教会のアリア
9. アヴェ・マリア (アルカデルト)
10. サルヴェ・レジーナ (クルデーリ)
11. 主のみ前に心を静め(オラトリオ<エリア>より)
12. マリアの子守歌
13. アヴェ・マリア (トスティ)
14. アヴェ・マリア (シューベルト)
15. アヴェ・マリア (マスカーニ)
16. Stand Alone

•星は光りぬ(聴き比べ)
  (プッチーニ)
17.ホセ・カレーラス
18.プラシド・ドミンゴ
19.P.パヴァロッティ

•ギル•シャハム(Vn)
 バッハ 
 無伴奏バイオリンパルティータ No.3 BWV1006
 無伴奏バイオリンソナタ No.2 BWV1003から
 無伴奏バイオリンパルティータ No.2 BWV1004
on BS

ショパン バラード1番(聴き比べ)
 1)クリスチャン・ツィマーマン(P)
 2)エフゲニー・キーシン(P) 

Kissin plays Chopin on U-tube
(ちなみに、記念のCDのラベルは凮月堂のクッキーの缶のデザインを拝借しました)

師走のCDコンサート ’10

cd-10-photo444.jpg12/5 恒例の「師走のCDコンサート」を開催しました。
 今年は7名の方の参加をいただき、楽しいひとときをご一緒に過ごしました。
 今回の趣向は,プログラムの1番から10番までは,それぞれペアで5組,原曲とアレンジバージョンを組み合わせました。
 もうひとつは、ショパン生誕200年にちなんで、個人的に好きな短調(バラード1番)と長調(舟歌)を、最近特に気に入って聴いているキーシンの演奏で聴いていただきました。
 キーシンについてはこのプログラム以外にもうひとつ,ショパンの祖国ポーランドのワルシャワで今年開催されたガラ・コンサートでのピアノ協奏曲2番の実況録画をTVで鑑賞しました。
 素晴らしい演奏で,会場スタンディングオベイションの嵐。TVを視ていた皆さんからも思わず拍手が起こりました。
 いい演奏って,メディアを通して間接的に触れてもその感動は伝わるんですね。

Program

1.平均律クラヴィーア曲集第1巻より第1番ハ長調
倉本 マリ(P)
2.Gounod: Ave Maria
Mischa Maisky
3.Bizet: Les Pêcheurs De Perles – Je Crois Entendre Encore
Plácido Domingo; Carlo Maria Giulini:
Los Angeles Philharmonic Orchestra
4. 真珠とりThe Pearl Fishers
Paul Mauriat
5.Bizet: Les Pêcheurs De Perles – C’Est Toi…
Au Fond Du Temple Saint
         Gregory Cross, Gino Quilico; Charles Dutoit:
Montreal Symphony Orchestra
6.Bizet: The Pearl Fishers – Au Fond Du Temple Saint
Izzy
7.Pachelbel: Canon & Gigue In D – Canon
Jean-François Paillard: Paillard Chamber Orchestra
8.涙のカノン(パッフェルベル)   
  Raymond Lefevre
9.Rachmaninov: Vocalise, Op. 34/14  
 Mischa Maisky,
10.Rachmaninov:Vocalise,Op.34/14
Kathleen Battle
11. Chopin: Ballade #1 In G Minor, Op. 23,
Evgeny Kissin
12.Chopin: Barcarolle In F Sharp, Op. 60,
Evgeny Kissin
13. Last Christmas
Michia Monique
14.Keith Jarrett The Köln Concert 1975