バラはむずかしい!?

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  よく言われますね。
でも、バラの栽培は他の植物の場合と比べて特に難しいということはありませんし、見た目より結構強い植物です。
バラの特徴さえ少し知れば、意外に簡単に楽しむことができます。

特徴その1 「バラは食いしん坊である」
 あれほど大きく美しい花を半年以上にわたって咲き続けるように改良された品種がほとんどです。(オールドローズなどのように1回咲きのものもありますが)
 そのための消費エネルギーは多くて当然かもしれません。
 冬のうちに春に備えての寒肥、花後のお礼肥等、年に4、5回は必要ですし、その間液肥も随時施します。鉢植えの場合には自然のサイクルが働きにくいので特に重要です。もちろん、肥料を施さなかったからといってすぐに枯れてしまうわけではありませんが、花が小さくなったり、咲かなくなることもあります。

特徴その2 「鉢植えでは2年に1回は植え替えが必要である」
 同じ理由から、土という養分の貯蔵体積の小さな鉢の場合、たとえ施肥をしてもそれ以外の栄養素が減ったり、土が硬くなる、空気が不足する、といった問題が起こります。
 そのため、土の交換、つまり植え替えが必要になりますが、この適期は最高気温7℃以下の真冬です。寒中に、鉢の土を全て洗い落としてから、新しい土に植え替えます。ちょっと辛い作業ですが、これをすると春に咲く花の見事さが格段に違ってきます。
 大きな鉢の場合、私は植え替えずに土を半分ほど入れ替えるという妥協策をしています。
 真冬以外にやむをえず鉢を替える場合は、根鉢を崩さずに行うことが大切です。

特徴その3 「バラには虫がつきやすい、病気になりやすい」
 これは事実です。
 アブラムシ、ヨトウムシ、葉ジラミ、コガネムシ、黒星病、うどん粉病、根頭癌腫病等、虫や病気と縁が深い植物です。
 しかも、ゴマダラカミキリの幼虫に芯を食われたらもうアウトです。
 予防的に消毒をするというのも有効ですが、植える場所、鉢の置き場所を考えるだけでもずいぶん予防できます。
 日光が5、6時間以上当たる、風通しのよい、西日の当たらない、しかも雨が当たらない場所なら理想的です。
 鉢なら軒下とかに移動できますが、地植えではそうはいきません。
 雨に当たるのが問題なのは、地面からのはね返った水分から黒星病の菌が感染するからです。
 一般的には、バラの周囲の地面にバークやチップを敷き詰めてはね返りを防ぐという方法をとります。
 
特徴その4 「剪定がむずかしい」
 大きな原則だけ知っていれば特にむずかしくはありません。
 5枚葉のついた枝のすぐ上を切るのが基本です。
 また、バラには「頂芽優先」という特徴があります。
 一番上の芽に最も栄養分が運ばれるという原則です。
 ですから、1本だけ高く枝を伸ばしてしまうと、その先にしか、いい花が咲きません。
 また、バラの茎や枝は水道管と同じで、太い枝ほど栄養分が多くいきわたります。
 花数を少なくして、大きな花を咲かせようとする場合は幹の本数を減らし、花数を多くしたい場合は本数を多くします。
 最後に、バラの太い幹は、3年ほどすると木本化して老化します。老化した幹からは元気な枝が出にくくなりますから、3年ほどで更新(元から切って、新しい幹を出させること)するほうが、いつまでも元気なバラを楽しめます。

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