師走のCDコンサート ’10

cd-10-photo444.jpg12/5 恒例の「師走のCDコンサート」を開催しました。
 今年は7名の方の参加をいただき、楽しいひとときをご一緒に過ごしました。
 今回の趣向は,プログラムの1番から10番までは,それぞれペアで5組,原曲とアレンジバージョンを組み合わせました。
 もうひとつは、ショパン生誕200年にちなんで、個人的に好きな短調(バラード1番)と長調(舟歌)を、最近特に気に入って聴いているキーシンの演奏で聴いていただきました。
 キーシンについてはこのプログラム以外にもうひとつ,ショパンの祖国ポーランドのワルシャワで今年開催されたガラ・コンサートでのピアノ協奏曲2番の実況録画をTVで鑑賞しました。
 素晴らしい演奏で,会場スタンディングオベイションの嵐。TVを視ていた皆さんからも思わず拍手が起こりました。
 いい演奏って,メディアを通して間接的に触れてもその感動は伝わるんですね。

Program

1.平均律クラヴィーア曲集第1巻より第1番ハ長調
倉本 マリ(P)
2.Gounod: Ave Maria
Mischa Maisky
3.Bizet: Les Pêcheurs De Perles – Je Crois Entendre Encore
Plácido Domingo; Carlo Maria Giulini:
Los Angeles Philharmonic Orchestra
4. 真珠とりThe Pearl Fishers
Paul Mauriat
5.Bizet: Les Pêcheurs De Perles – C’Est Toi…
Au Fond Du Temple Saint
         Gregory Cross, Gino Quilico; Charles Dutoit:
Montreal Symphony Orchestra
6.Bizet: The Pearl Fishers – Au Fond Du Temple Saint
Izzy
7.Pachelbel: Canon & Gigue In D – Canon
Jean-François Paillard: Paillard Chamber Orchestra
8.涙のカノン(パッフェルベル)   
  Raymond Lefevre
9.Rachmaninov: Vocalise, Op. 34/14  
 Mischa Maisky,
10.Rachmaninov:Vocalise,Op.34/14
Kathleen Battle
11. Chopin: Ballade #1 In G Minor, Op. 23,
Evgeny Kissin
12.Chopin: Barcarolle In F Sharp, Op. 60,
Evgeny Kissin
13. Last Christmas
Michia Monique
14.Keith Jarrett The Köln Concert 1975
 

今年の秋は—

fall1590.jpgautumn1592.jpg
 記録的な今年の夏の猛暑,そしてその後の残暑,さらにこのところの急激な冷え込みで、かなり期待したのですが,残念ながら時期やや尚早、これからでした。
 それを知ってか知らずか、観光客もほとんどいなく、じっくり構図を考えての写真がとれました。
 もう一枚はそれより1週間後の10/28 蓼科でのドウダンツツジの紅葉です。
 こちらは前日氷点下まで冷え込み、また当日は本格的な雨だったので、身体のことも考えて屋外での撮影は断念,ホテルの中から外の植え込みを撮影しました。
 全国的に10月としては記録的な冷え込みとなりました。
 今年はなんと寒暖の差が大きな年でしょう。

ゴールドタービン

tuebine.jpg    先程,ソムリエナイフについてお話ししました。
 実は私には,物にこだわるというか,人が持っていない物を欲しがる嫌な癖があります。そのくせ、人が持っている物には興味を持たない、いわゆるへそ曲がりなのです。
 例えば,私以外の家族は全員携帯電話を持っていますが,私はなんと未だかつて持ったことがありません。
 事後報告になりますが,昨年 KAVOというドイツのメーカーのゴールドのタービンを買いました。(笑)
 タービンとは,歯科治療で歯を切削するあのキーンというドリルです。
 しかも私の名入り(右上)です。
 (もっともゴールドといっても、ゴールド色なだけですが)
 これは、メーカーの創立100周年を記念して限定販売されたものなんです。いわば世界にひとつだけ、なのです。
 メーカーの方に,
「飾るだけでどうせ使わないから,中のカートリッジ(回転する部分)外してその分安くしてくれません?」
って頼んだら、
「できません」
とのこと。
 外側だけでよかったんですけどね。
 でもこのタービン、時々診療に疲れて手抜きをしたくなった時,これ眺めて心入れ替えています。
 ちなみにこのタービン、ソムリエナイフが7本くらい買えますが、残念ながらワインの栓を開けることはできません。

ソムリエナイフ

 knife.jpgついに、ライヨールのソムリエナイフを買ってしまいました。
 2万円ちょっとの出費でした。
 普段それほど高いワインを飲んでいるわけでもないのですが。
 それに今までのソムリエナイフでも事足りていたのですが,やはり本物って違うのかなという好奇心からの購入でした。
 私は欲しいものがあると,1週間待ってみます。
 それでも欲しいという気持ちが変わらなかったら購入することにしています。
 今回もやはりその思いが変わらなかったので,必需品では決してありませんが,購入に踏み切りました。
 黒檀の柄に葡萄の象嵌が施されていて,気に入りました。
 一日の仕事が終わり,決して高くないワインの栓を開けるその瞬間に思い入れを込めて楽しんでいます。

折れてなお—桜

 img_1370_2.jpg 今年の春は天候不順で,暑かったり寒かったり。
 春らしいのどかな陽気は数えるほどしかありませんでした。
 「上州名物 かかあ天下と空っ風」といわれますが、強風は冬のことで,今年前橋では,桜の頃に嵐のような強風に見舞われました。
 しかしこの「荒れた春」は、こんな不思議な光景を見せてくれました。
(写真は4月上旬に撮影)

桜-スペイン坂辺り

 sakura10.jpgsakura10-2.jpg研修のため,4/3から東京の溜池にあるホテルに1泊しました。
 この時期,この周囲の小道が桜でうめ尽くされるのを予想してホテルを選びましたが,まさしく正解でした。
 アメリカ大使館や通称スペイン坂のあるこの辺りはクランクのような小道が多く,それは故意に設計したのではないかと思わせるような風情があります。
 こういう道はゆっくり歩きたくなりますね。

2010年3月の「ご意見ポスト」から

-ご意見-
 いつもお世話様です。
 詰め物について,中国産等のもの,使っていますか?

-回答-
 最近、日本の歯科診療の中で,中国産の補綴物(詰め物や被せ物)が使われているというマスコミの報道がありましたね。
 これはひとつに,日本の保険診療の評価(診療報酬といいます)が諸外国に比較し,あまりに低く抑えられていないため,歯科医院の経営が悪化していることによります。
 少しでも経費を抑えるために、とった型を航空便などで中国などに送り,人件費の安い中国人に補綴物を作ってもらい,それを日本人の口の中にセットするということが一部で行われているようです。
 日本の歯科保険診療体系にも問題がありますが,だからといってどんな材料か,また誰が作っているかわからない所へ外注するのは、保険医の責任として問題です。
 当医院では,前橋市とその周辺の信頼できる技工士さんに製作していただいていますので,ご安心下さい。

花見の先取り

 img_1317.jpg ここ数日の暖かさで,道端に緑がちらほら出てきました。
 うちのベランダの植物達もだいぶ生き生きとしてきました。
 バラの赤い新芽は随分伸びたし,枯れたように見えてたクレマチスの芽もいつのまにか青々としてきました。
 写真は、ちょっと赤みのはいったユキヤナギの花です。
 すでに満開を過ぎて、少し散り始めました。
 個々の花びらは小さいのですが,近寄って見ると桜の花のような風情があり、まるで花見を先取りしたような気分になりました。

ミモザの災難

img_1320.jpg3月9日の夜から10日にかけて、季節遅れの大雪が降りました。
 なごり雪というには少々早いでしょうか。
 気温が比較的高い状態で降った雪だったので,その重いこと重いこと。
 雪かきは20分でギブアップ。
 それより問題だったのは、医院の植え込みのミモザが雪の重みで南の公道に被いかぶさるように曲がってしまいました。
 道行くクルマはやっとのこと避けながら徐行運転。
 さすがに状況が状況故,文句を言う人もいませんでしたが,このままにもできず、のこぎりで枝をできるだけ切ろうとしましたが,ミモザの枝はぐにゃっとしていて切りにくいことこの上無し。
 庭師の方にお願いしたところ、早速駆けつけてくれて,剪定といっしょに曲がった幹を元に戻してくれました。
 切り倒すのを覚悟していたので,喜びはひとしおでした。
 (でも、あとでいくら請求が来るか(^_^;))
 写真は、ミモザの現在の様子です。
 枝はかなり減りましたが、満開です。

二重のキャップシール

ravenswood.jpg
  一昨日、行きつけのレストランでいつものお気に入りワイン、レーベンスウッドのジンファンデルを注文しました。
 店長さんがいつものようにソムリエナイフでキャップシールを切っていたところ怪訝そうな顔をしていました。
「いつもと感触が違いますねえ」
 カットして上の部分を外したところ、なんともう1枚シールされているではありませんか。
(下のほうが二重になっているのがわかりますか)
「今までこの仕事をしてきて、初めての経験です」と店長さん。
「お互い、いいことがありそうですね」
と、密かに希有な出来事を喜び合いました。
(ワインは、正確にはレーベンスウッドの『ジンファンデル ソノマカウンティ』です。 キャップシールに描かれている三つ巴のカラスのマークが目印です。)