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期間限定の格安のチケットが手に入ったので、10/24 夫婦で東京の椿山荘に一泊してきました。
通常の宿泊料では、「ちょっと一泊」というわけにはなかなかいきません(笑)。
さて、一流のホテルだけあって、スタッフの対応はやはりさすがでした。
部屋は9階だったので、話題のスカイツリーも左遠方によく見えました。
翌朝、名物の庭園を散策してみました。
もともとは明治時代の政治家、山縣有朋の屋敷だったそうです。都内とは思えない静かさでした。 なんでも今でもタヌキが棲んでるとか。
そして、その土地が風光明媚だったため、椿山(つばきやま)と名づけたのがホテルの名前の由来だそうです。小高い山を中心に、ツバキとカエデが目立って多かったように思います。
「南に早稲田田圃、西に富士山が見え—」とありますから、高台だったことと周囲に眺めを遮るようなものはなかったということで、今では全くの想像の世界です。
カテゴリー: 写真集
いまはもう秋—
天使の分け前(取り分)
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私はワイン好きですが、夏の特別暑い時期以外は、ほとんど赤ワイン専門です.
診療も終了時間に近づく17時頃になると、今日はどのワインを開けようかと、密かに不謹慎な楽しみがわいてきます.
さて、今年の猛暑はまだしばらく続きそうで、私が白を飲む時期も記録的に延びそうです.
さて皆さんは、天使の分け前(取り分)という言葉をご存知でしょうか.
Wikipediaによると、
『ワインやブランデーなどの酒は、その製造工程に「樽などでの熟成」という工程を含んでいる。熟成は短くとも数年単位、十数年の熟成が行われることも珍しくはなく、場合によっては数十年の熟成がなされる場合もある。樽は基本的に木製であり、液体は通さないが気体は通すため、熟成の間に酒に含まれる水分やアルコール分が蒸気となって少しずつ樽からしみ出ていく。すると、熟成開始時の量と比較して、熟成終了時(つまり、出荷時)の量は減少してしまう。この減少分を、「天使の取り分」と呼ぶ。』
写真のワインをご覧ください.
まだ抜栓前にもかかわらず、中身が半分しかありません.
いかに天使の分け前にしても、飲み過ぎじゃありませんか。
しかも、樽ではなく瓶詰め後ですからね。
荷造りの際、気づかなかったのでしょうか.
ネットで入手したものですが、販売店に写真を貼付して連絡したところ、代わりのワインと交換するとのこと。そして、参考までに現品を返品してほしいと.
おそらく、ここまで減っているのは珍しいことなのでしょうね.
さすがの猛暑で、天使も脱水状態になったのでしょうか.
天使の取り分ならぬ、天使へのtributeとか(冗).
ダブル•デライト etc.
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先週、コンフィダンス開花のお知らせをしましたが、いよいよ他のバラの開花も本格的になりました。
左の二つは同じ株の花ですが、全く別物のような表情をしています。
また同じ花でも、咲き始めと満開、および散り際で色合いが全く変わります。
また、フルーツ系の強い芳香もこの花の魅力です。
花の名は、以前にもご紹介した、ダブル•デライト(Double Delight)です。
「二つの楽しみ」といった意味でしょうか、「一粒で二度おいしい」=グリコのキャッチフレーズを思い出します。
さて、この「二つ」が色の変化を指しているのか、あるいは色と香りのことなのか、いまだに謎ですが、いずれにしても楽しめるバラであることに間違いありません。
もうひとつの写真は、赤いバラ(名前は不明)とヤマボウシの赤と白のコラボです。
コンフィダンス(confidence)
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冬から春にかけての記録的な低温で桜の開花も平年より1週間遅れました。
例年では5月の連休に、有名な前橋のバラ園のバラが咲き誇るのですが、やはり今年は遅いようです.
我が家のバラの開花も今年ばかりは遅れ気味で、やっと早咲きのものが開花しだしました.
写真はコンフィダンス(confidence:HT系)、フランス語読みですが英語では「コンフィデンス」で、自信とか、信頼といった意味です.
実はこのバラ、バラに取り憑かれるきっかけになった代物です.
20年前に購入した株は数年前、テッポウ虫に見事にやられました.
でも、黄色とピンクの優雅なグラデーションを忘れることができず、3年前に再度購入しました.
このバラの魅力を伝えられるような写真がなかなか撮れなかったのですが、今回はそれに近いものが撮れた気がします.
香りも一緒に伝わればうれしいのですが。
遅咲きのミモザ
ゲンカイツツジ
歯科用CT(プロマックス3D)の導入
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今回も診療のお話です。
今年2月末、かねてよりの懸案だった歯科用のCTをついに導入しました。
私も57歳になり歯科の開業医としての先が見え始めた今、これから大きな借り入れをすることに迷いがあったのも確かです。
しかし、生来の優柔不断な性格の私が身につけた処世術、それは既成事実から姿勢を決めるという方法です。この最近の私の流儀(笑)に従い、ついに心を決めました。
別の見方をすれば、新規開業で返済が重くのしかかっている歯科医には、CTなどの高額医療機器を開業当初から導入することはかなりのリスクになります。
30年近く地域で開業し、それなりに返済も終わっている私たちが、診断のためのより正確な情報を得るため導入すべきものではないか、とも思うのです。
とはいえ、高額であることには変わりはないのですが。
ところで、歯科にCTって何に使うの?と思われるかもしれません。
実は、歯髄(歯の中の神経)の状態や歯槽骨(歯の周囲の骨)、歯の根の形といったものは、外からは正確には把握できないのです。
ではこれまでどうやって治療をしているのか。
実は、経験と手探りと試行錯誤でやっているというのが偽らざる事実なのです。
病態の真の(真に近い)状態を把握しより適切な治療をしたい—こう思うのは、歯科医として自然な欲求なのです。
さて、歯科用のCTはコーンビームCTといわれ、医科の一般的なCTと比べ、
・装置が小型
・照射範囲は限局されている
・より細密(0.1mm単位)な画像処理が可能
・金属等の影響を受けにくい
・放射線の照射線量が少ない
といった特徴があります。
この装置を使って、治療でよりよい結果が出せるか、あとは使う私たちの力量が問われますね。
がんばります。
あの日のわたし
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年明け早々、一冊の本が送られてきた。
宮城県の海岸近くの町で津波に被災した、大学の後輩からだった。
タイトルは「あの日のわたし」。
東日本大震災を直接、あるいは間接的に体験した方々の手記99通を編集したものだ。
表紙の写真のなんと印象深いことか。
99人の思い、いや掲載されなかった人たちの思いまでをも雄弁に語っているようだ。
一人の僧侶が降りしきる雪の中、瓦礫の荒野に立ち静かにお経を唱えている。そこには神々しささえ感じられる。そして鎮魂の思いが読む者の胸にしみてくる。
一瞬で家族を失った無念さ、自然の力の前での人間の無力さ、未だ行方の知れない者への思い、字を追っていくといつしか涙が頬をつたう。
そして彼の手記も載っている。
津波が診療室の一階を飲み込み、波に運ばれてきた家の屋根や船が不気味な音をたて外壁を擦る中、二階に逃れた彼は完全に周囲から孤立し、無意識に座禅を組んでいたという。
彼は死を覚悟していた。このときの心境をこう語っている。
「やがて命を天に預けたと言いますか、天の流れに身を任せる覚悟ができました。もし生かされたら、きっと意味があるはずだ。そのために残りの人生を捧げようと誓いました。」
また未曾有のパニック状態のなか、秩序を守り、互いに思いやる人間の、日本人のすばらしさを実感した手記。
亡くなった方々、そして悲しみの分、未来に向かって力強く生きようとする手記も載っている。
手記を寄せた人たちは誰一人、作家ではない。
素人の表現だからこそ、そのときの心境がまっすぐに胸を打つ。
VELscope ベルスコープ (光学式口腔がん検査診断システム)
このブログで診療のお話をすることは初めてかもしれません。
今年1月、念願のVELscopeをついに診療に導入することができました。
これは、アメリカで開発された口腔内のがん組織をスクリーニングする検査・診断システムです。
(ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/VELscope)
口腔粘膜に特定の波長の光を当てると、健康な組織は蛍光発光し青緑色に、がん組織や前がん組織は蛍光発光せず暗色に見えるという性質を利用した検査診断システムです。患者さんには、全く苦痛を与えずに検査できます。
実は数年前、絶対にがんではないだろうと思っていた患者さんが、大学病院の口腔外科での生検の結果、前がん病変だったという、歯科医としてショックな体験をしました。
最も口の中をみる機会の多い歯科医が、口腔のがんを見つけられなかったら歯科医の意味がないではないかと、思うようになりました。
説得力ある根拠なしに安易に大丈夫とも言えない一方で、炎症や明らかに良性の腫瘍までがんを疑っていては、これまた患者さんに無用な心配をさせるだけです。
2年ほど前、テレビでこのVELscopeを取り上げた番組を見て、どうしても欲しくなりました。しかし、このシステムは日本では厚生労働省の薬事法の認可を受けていないので(2011年現在)、国内で購入することはできません。
そこでインターネットで探した医療機材の輸入業者を通じて、アメリカから直接購入しました。
正月早々荷物が届いたときは夢のような気分でした。
使い方は簡単なのですが、VELscopeを通して見た視覚的な識別にある程度の知識が必要で、付属のDVDと辞書を片手に数時間格闘、大まかな理解はできましたが、自分の英語力なさを改めて痛感しました。
いずれにしても、このシステム導入が患者さんのお役に立てれば幸甚です。