もう霜月。
この頃のどんよりした天気は、木々の緑が少なくなるせいもあってか、気分を憂鬱にします。(師走になると喧噪のせいで、ずいぶん事情は違いますけど)
そんな時期にサザンカが咲き始めました。
この頃咲く花は貴重ですね。
写真はいつもの診療室前。
黄色はビデンス(通称ウィンターコスモス)ー多年草で毎年咲いてくれます。夏のうちにきちんと剪定すればもっと花数が多かったはずです。
赤はDuftwolke(香雲と訳すのでしょうか)というドイツ生まれの香りのよいバラ。
そして背景の紫は四季咲きのシコンノボタンーこれはそろそろ屋内に移さないといけませんね。
ユリの花
夏の名残り
8月末、土曜日の診療が終わってから、そのまま蓼科のホテルに向かいました。
台風何号だったかが関東の南部を通り過ぎた後だったので、日曜の早朝は面白い写真が撮れるのではと期待して、5時にホテルを出ました。
麦草峠に向かう途中に南アルプス、中央アルプス、そしてその向こうに御嶽山を一望できる展望台があります。ところが1時間待っても霧混じりの重い雲が流れるばかりで、期待した遠くの景色はいっこうに現れる気配がありません。諦めてホテルへ引き返そうとエンジンをかけたとき、せっかくだから坂の上にある麦草峠まで足をのばしてみようと思い、10分ほど走らせると、なんとそこでは夏の名残の太陽が精一杯の輝きをみせながら峠の向こうから昇ろうとしているではありませんか。そしてその上には満月が。
ドラマのような光景に思わずシャッターを切ったのがこの写真です。
イングリッシュガーデン
いかがでしょう、すばらしい庭園でしょう。
もちろんコッツウォルズの、と言いたいところですが、これはれっきとした日本にあるイングリッシュガーデンです。
しかも、うちからクルマで1時間ほどの群馬県の新田町にあるホームセンターに付属した庭園です。
当日は7月中旬のとても暑い日でしたが、この写真を見る限り、涼しいイギリスを満喫できるのではないでしょうか。
面積は二万平米、入園料はたしか大人¥550だったかと思います。
これでしばし浮き世を忘れることができれば、ずいぶん得した気がします。
モネの睡蓮池を再現したものや香りの庭園等、かなり手入れも行き届いています。庭師の方が、次期が過ぎた草花を抜いて植え替えをしていましたが、抜いた草花の行方が妙に気になりました。
群馬の方、群馬においでの方は是非一度訪ねてみて下さい。