
今年も明日から師走です。
年々時間の進みが早く感じられますが、これまで無事に生きてこられたことをまずは感謝しましょう。
さて、今年も11月23日(日)、「師走のCDコンサート」を開催しました。準備の都合上、最近は実際には「霜月のCDコンサート」になっています。
当日のプログラムは次の通りです。
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- ジェズアルド・シックス演奏会 (BD) 2024
- ロドリーゴ アランフェス協奏曲 (BD) 2025
アナ・ヴィドヴィチ(Gt.)
- W.A.モーツァルト (CD) 2020
エレーヌ・グリモー(P) カメラータ・ザルツブルク
・幻想曲ニ短調 K.466
・ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
・幻想曲 ハ短調 K.476
4. ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18 (BD)
ルツェルン音楽祭 2022
藤田真央 (P)
R.シャイー指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団
5.ミシャ・マイスキー ( Vc.) (CD) 2013
・ バッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番
・グノー アヴェ・マリ
・ブラームス 子守唄
・プーランク 愛の小道
・ラフマニノフ ヴォカリーズ
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プログラムについて簡単に説明いたします。
1.ジェズアルド・シックス演奏会
「ジェズアルド・シックス」は、ルネサンス期の作曲家、カルロ・ジェズアルドの楽曲を演奏するために結成された、イギリスの男性コーラスグループです。
この分野では同じイギリスの「キングス・シンガーズ」が有名で、数年前に当CDコンサートでも取り上げました。今年初めてこのグループの歌声を聞いたときに、キングス・シンガーズに勝るとも劣らないレベルに圧倒され、今回取り上げました。
2.ロドリーゴ アランフェス協奏曲
クロアチア出身のアナ・ヴィドヴィチのギターによるロドリーゴのアランフェス協奏曲ですが、彼女も以前取り上げました。演奏のうまさもさる事ながら、演奏している姿がとても美しいのです。ただし、インタビューの映像もあるのですが、彼女の美しさ、奥ゆかしさは喋らないほうが際立ちます(笑)。
3. W.A.モーツァルトピアノ協奏曲第20番 K.466
次のモーツァルトは、個人的に最も好きなモーツァルトの曲のひとつK.466のピアノ協奏曲で、過去既に何回も演奏者を変えて取り上げています。多分、とりあげた回数では最多だと思います。
この曲を二つのファンタジー(幻想曲)ではさんだ、まるでハードカバーの本のような洒落た構成となっています。演奏者のエレーヌ・グリモーはフランス人で、このCDの演奏はこれまで聴いたK.466の中でも特に優れた演奏だと個人的には思っています。
4. ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調
ルツェルン音楽祭での演奏ですが、このピアニストは大地真央でも浅田真央でもなく藤田真央で、男性です。彼はスイス方面で活躍していて、国際的にも実力が評価されています。童顔で、はにかんだような仕草で高校生くらいにしか見えませんが、おそらく今後実力が評価されるでしょう。
5.ミシャ・マイスキー ( Vc.)
言わずと知れたビルトオーゾの演奏です。
当日の雰囲気が少しでも伝われば幸甚です。